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【カイロ時事】エジプトのスエズ運河をふさいでいた正栄汽船(愛媛県今治市)所有の大型コンテナ船「エバーギブン」が29日に離礁に成功し通航が再開されたことを受け、今後は座礁の原因究明が焦点となる。当局は「悪天候による視界不良や強風」としていた当初の見方を改め、何らかの人的要因への疑いを強めており、調査結果は船主への賠償請求額などに影響する可能性がある。
スエズ運河庁のラビア長官は29日、座礁は「技術的問題や人的ミスの可能性がある」との見解を重ねて強調した。ただ、調査を待つ必要があるとして詳細には踏み込まなかモンクレール tシャツ サイズ感 かった。
座礁した23日朝、エバーギブンが通航したスエズ運河の南入り口付近には砂漠からの強風が吹き付け、天候は良くなかった。米ブルームバーグ通信が伝えた航路追跡データなどによると、座礁前日には液化天然ガス(LNG)を積んだカタールからのタンカーが強風のため通航を断念。しかし、エバーギブンは強行したほか、すぐ前を航行していた2隻が使用したえい航船も投入しなかったという。
また、座礁直前に航路を外した際、針路を修正しようと制限速度を超えて通航したため、かえって土砂に深くめり込んだ恐れもあるという。スエモンクレール tシャツ コピー での速度超過は珍しいことではないとされるが、航行経験がある元船長は同通信に「狭い運河で風も厳しく、失敗すれば甚大な結果を招く」と指摘した。
エバーギブンには案内人として運河から2人が乗船したが、運河庁は規定に基づき「助言を与えるのが任務で、安全維持の責任は船長にある」との立場だ。エジプト当局は1日当たり最大1500万ドル(約16億5000万円)の通航料収入損失に加え、復旧作業や損壊部分の工事費なども合わせて請求する方針で、マミシュ大統領顧問は地元メディアに「船主の責任で賠償してもらう」と明言している。