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巨人菅野智之投手(25)が宮崎キャンプ第2クールの7日、2日連続でブルペン入りした。
フォークなどの変化球もまじえて、111球。「ある程度、変化球はコントロールできたかなと思います。細かなところ(修正点)はたくさんあるけど、時間はあるのでいくらでも修正できると思います」と振り返った。
ソフトバンク春季キャンプ(7日、宮崎)松坂が室内練習場で打撃マシン相手に約35分間、200スイングを超えるほど打ち込んだ。下半身の動きを意識し、ピッチングにもつながる練習といい「バットをしっかり振れているとピッチングにもいい影響が出てくる」と説明した。
7日にブルペンでキャンプ2度目の本格的な投球をする予定だったが、キャッチボールをして「明日(8日)でもいいかなと思った」という。9年ぶりの日本球界復帰で久しぶりに花粉症の症状も出始めた。「薬を飲んでいるが、耐えるしかない」と対応に苦慮しそうだ。(共同)
キャンプ日程へ
2代目「マー君」は盗塁率100%の男になる。楽天のドラフト3位福田将儀外野手(22=中大)が6日、沖縄・久米島キャンプで行われた紅白戦に紅組の1番・中堅でスタメン出場。先頭打者としていきなり安打を放って出塁すると、50メートル走6秒0の俊足を積極的に見せた。大久保博元監督(48)も試合に臨む姿勢を高く評価。松井稼や聖沢らがひしめく正中堅手争いに食い込んでいく。
楽天の“開幕”を告げたのは、やっぱりマー君だった。15年の実戦初戦。先攻の1番に座った福田は狙い澄ましていた。「ガンガン振っていこうと。とにかく初球を振ろうと思っていた」。白組先発菊池の初球をコンパクトに振り切った。「カーン!」と乾いた音とともに、ライナー性の打球が右翼手の前に落ちる。絵に描いたようなクリーンヒットだった。
予習が結果を生んだ。前夜には、対戦相手となる菊池のビデオを研究。昨シーズンの投球フォームを分析し、ベッドで目を閉じながらイメージトレーニングした。万全の状態で紅白戦に挑んでいた。大久保監督も「練習よりバットの出が良かった。積極的に振りにいってたし、角度がついていた。実戦派だな」と評価した。
愛称はあの大エースと同じ、「マー君」だ。名前が将儀(まさよし)であることから、自ら名乗り始めた。持ち味は剛速球ではなく、50メートル走6秒0の快足だ。4日に行われた30メートル走では4秒15を計測。野手で1位の記録をたたき出した。この日は初回に出塁した後に、ヒットエンドランのサインで三塁まで楽々と到達。2回の盗塁は刺されてしまったが、「走ってナンボの選手ですから。次はクセを見て決めたい」と手応えを口にした。
目標は「走ると分かっていても走れる選手になりたい。盗塁成功率100%を目指します」。シーズン無敗のエースのように、年間盗塁無失敗のランナーとなりたいと意気込む。「自分で言い出したこと。名前負けしないように、開幕1軍をつかみます」と2代目マー君が、中堅のスタメン争いを引っかき回す。【島根純】
<福田将儀(ふくだ・まさよし)アラカルト>
▼生まれ 1992年(平4)4月17日、千葉・松尾町(現山武市)。
▼球歴 松尾小2年で野球を始め、投手と遊撃手。松尾中では「九十九シニア」で投手となり、習志野に進学。中堅手に転向した1年からレギュラーとなり、09年のセンバツに出場。中大でも1年春からレギュラーで、4年間でベストナインを2度受賞。
▼きれい好き 入寮時には粘着テープの「コロコロ」を真っ先に持ち込んだ。
▼おしゃれ 新人合同自主トレでは「目立ってアピールしないと」と上下蛍光色のジャージーで練習。
▼趣味 ゴルフ。
▼好きなタイプ プロゴルファーの香妻琴乃。
▼好物 チキン南蛮。
▼血液型 O型。
▼サイズ 174センチ、76キロ。右投げ右打ち。
日本ハム大谷翔平投手(20)が7日、フリー打撃に登板し、今キャンプ初めて打者に投げた。
西川遥輝内野手(22)に対し25球を投げ、安打性の打球はわずかに1本。内角速球でバットを折る場面もあった。14球がボールと制球は乱れたが「マウンドが柔らかかったので。全体的に、球は悪くなかったです」と振り返っていた。
阪神の開幕投手争いが、ランディ・メッセンジャー投手(33)と藤浪晋太郎投手(20)に絞られたことが6日、分かった。江夏臨時コーチが「監督やコーチの話をちらほら聞いて、早くも開幕はどっちが行くか。外国人か藤浪君か」と話せば、中西投手コーチも「そうやな。能見をどこにぶつけるか。岩田も意気込んでいるし」と説明した。
3月27日の中日戦(京セラドーム大阪)の開幕投手争いは昨季2冠助っ人右腕と若きエース候補の一騎打ちだ。能見のほか、岩田も意欲を示してきたが、剛腕2人のいずれかに託す。今オフ、藤浪は主戦投手の自覚を口にしてきた。一方のメッセンジャーも「自分が投げるべき」と言い、2度目の開幕投手に向けて、譲るつもりはまったくない。
この日、藤浪は70球のブルペン投球を行ったが、変化球が何度もワンバウンドになり、制球に苦しんだ。捕手後方で見守る江夏臨時コーチも「高校時代は、もっといいフォームで放っていた。日々、フォームが違う。自分を作っている過程。過程はもっと苦しんでいい」と手厳しく指摘した。苦しさを乗り越えてこそ、真のエースに近づく。こちらは初の開幕投手を狙う。ハードルが高いほど、大きく育つ。