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◆ラグビー 日本選手権 ▽準々決勝 サントリー22―10神戸製鋼(15日・秩父宮)
神戸製鋼が今季の終戦を迎えた。同点で折り返した後半は無得点。スーパーラグビーのシャークスでコーチに就任したギャリー・ゴールドヘッドコーチ(HC、47)が南アに帰国し、代行として率いたニコラス・ホルテンコーチ(42)は「われわれが圧力をかけて攻めた時間帯で取り切れなかった」と肩を落とした。
昨季まで13連敗したサントリーに今季はTLで連勝したが、その2試合は南ア代表SHフーリー・デュプレア(32)とサモア代表SOトゥシ・ピシ(32)の司令塔コンビではなかった。この二人に手こずり、フランカー橋本大輝主将(28)は「リーグ戦とは全然違うチームだった」とうめいた。
ゴールド氏がチーム初の外国人指揮官となった今季は、初のリーグ戦1位通過でプレーオフに進出。だが、初戦でヤマハ発動機に完敗。14大会ぶりのVを狙った日本選手権での雪辱もかなわなかった。平尾誠二GM(52)は「全体的に昨季より良くなっているが、まだプレーの出来に幅がある」と指摘。来季からHCに就任する南アの名将アリスター・クッツエー氏(51)に名門復活を託す。
前半9分、釜石唯一の得点となるトライを決めた沼田
◆ラグビー トップリーグ入れ替え戦(14日、埼玉・熊谷ラグビー場)
01年のチーム創設以来初となる入れ替え戦に臨んだ釜石シーウェイブス(トップチャレンジ4位)は、5―34でクボタスピアーズ(トップリーグ13位)に敗れた。風上に立った前半は5―13と格上に食らいついたが、後半は2トライ、3PGを許して突き放され、昇格はならなかった。
意地を見せたのは、FB沼田邦光(33)だ。0―8の前半9分、左サイドのライン際でボールを受け「いい形でパスを回してくれた。自分の前がちょうど空いていた」と抜群の加速で抜け出してトライ。結局これがチーム唯一の得点となった。
トライ後は、左太ももの裏を押さえて顔をゆがめた。実はボールを地面に置く寸前に、肉離れを起こしていた。「うれしいと感じる前に(痛みで)『あっ』となりました」。2年前の6月に左膝蓋腱(しつがいけん)を断裂し、1月25日の三菱重工相模原戦で1年7か月ぶりの復帰を果たしたばかりの33歳は、そのまま無念の負傷交代となった。
結果は29点差の敗戦だが、三浦健博ヘッドコーチ(38)は「この1年、チームは大きく成長した。力を安定して出せればトップリーグは近づく」と手応えを感じている。沼田も「今までけがで貢献できなかった分、得点などでアピールしたい」と力強く宣言。大きく飛躍した今季の経験を糧に、釜石は来季こそ悲願の昇格を成し遂げる。(鈴木 文人)
男子シングルス準決勝でリターンする錦織圭(共同)
◆男子テニス メンフィス・オープン ▽シングルス準決勝(14日・米テネシー州メンフィス)
シングルスで大会3連覇を狙う第1シードの錦織圭(25)=日清食品=は、準決勝で世界ランク41位のサム・クエリー(27)=米国=と対戦。第1セットは5─7で奪われた。
クエリーのサービスで試合開始。両者ともにサービスキープが続いたが、第12ゲームを奪われ、第1セットを53分で落とした。