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【ダイエーホークス創世記(2)】31歳2代目総帥「タカラヅカ超えたい」 (1/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

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【ダイエーホークス創世記(2)】31歳2代目総帥「タカラヅカ超えたい」 (1/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

【ダイエーホークス創世記(2)】31歳2代目総帥「タカラヅカ超えたい」 (1/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ) 

  かつての栄光もどこへやら。最も行きたくない球団に成り下がったホークスを、九州の地から復活させることができるのか。ダイエーにかけられた期待は大きかった。その球団のオーナー代行に就任したのが中内正(なかうち・ただし)である。

  その名の通り創業者・中内功(いさお=注)の次男。33歳で本社副社長に就任した長男・潤(じゅん)とともに、31歳で関連会社のトップに立った男だ。

  「兄貴(=潤)の性格はお袋に似ているから物静かで堅実。オレは親父似かな」

  そう話す正には大企業の御曹司というイメージはなかった。彼とは31歳と34歳と年齢も近く妙に気が合った。そんな正代行に「プロ野球団の経営をどう考えているんだ?」と強い口調で質問したことがあった。

  実は中内(功)オーナーがある経済界の会合で「プロ野球の経営は大変でしょう」と声をかけられ「いやぁ、あれは私の道楽ですから」と答えたという情報が入っていたからだ。道楽? そんな軽い気持ちでダイエーはホークスを買収したのか。ふざけるな! 彼への質問にはそんな思いが込められていた。当然、真っ向から否定されると思った。ところが-

  「たしかに親父にはそういう気持ちがあるかもしれんなぁ。というより“あれは道楽”と言いたいがために球団を手に入れたと思う。ほんまはそんな気持ちこれっぽっちもないんやけど、人前ではそう言いたい。親父は格好つけなんよ」

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  予期せぬ答えに驚いた。そしてさらにこう続けた。

  「親父にとって球団は道楽でもええよ。けど、息子のオレたちは違う。ダイエーグループの一企業として絶対に儲ける会社に仕上げないといかん」

  プロ野球の経営で利益を上げる-それは当時のどの球団の経営者にとってたどり着けない理想だった。

  球団の収入といえばまず入場料。テレビやラジオの放映権料そして球団グッズのノベルティ。この当時でも黒字経営といえたのは巨人と阪神ぐらい。FA権や複数年契約の導入で選手たちの年俸が驚異的に跳ね上がったいま、親会社からの“助け”なしに経営できる球団はまずない。

  親企業にとってプロ球団を持つ目的は「利益」ではなく、新しい会社なら企業名の全国普及。老舗の会社なら球団を持てる力があることを示すステータスを得ること。あくまで企業の“宣伝”が第一目的なのである。

  だが、正代行の発想はまるで違った。

 【続きを読む】

  「日本のプロ野球が大リーグより優っているところは何だと思う? それは監督やコーチの指導力。忍耐強くコツコツと丁寧に技術を教え込んでいく。これは大リーグにはない。いま、日本の野球を経験した外国人選手が米国に帰り、良い指導者として評価され始めている。ここに新しい市場があると思わないか」

  「代理人から大金を吹っ掛けられ、使い古したポンコツ選手を大リーグから買う時代はもう終わり。米国の有望な高校生や大学生を入団させ、日本の指導者の元で一流選手に育て大リーグに逆輸出するんだ」

  「日本野球のすばらしさを米国に知らせるために、日本の一流選手は脂の乗りきった時期にどんどん大リーグに挑戦すべき。いや、米国だけじゃない。ウチの選手は国内の他球団に出て活躍するのも大歓迎さ。球界に“ダイエーブランド”を作りたいんだ」

  若いから言える言葉だったかもしれない。だが、若き総帥の語る“夢”に私の胸も躍った。

  「オレはね、ホークスをタカラヅカのような球団にしたいんだよ」

  --タカラヅカってあの宝塚歌劇団のこと?

  「そうだよ。劇団の中からどんどんスターが巣立って芸能界で活躍する。だけど歌劇団自体は彼女たちが出てもビクともしない。常に次のスターが育ってるんだ。そんな球団にね」

  夢は実現に向け着実に進められていた。1989(平成元)年、九州に乗り込んだときからの構想だった日本初の開閉式ドーム球場の完成も93(平成5)年春に迫っていたし、球場移転を機にユニホームも球団歌も一新する予定だった。そして3年間監督を務めた田淵幸一に代わって、新生ダイエーホークスの指揮は“知将”上田利治が揮(ふる)うことも決まっていた。(産経新聞・田所龍一)

 注)中内功オーナーの「功」=正しくは、「功」の「力」を「刀」に換えた字

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