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ミスターのバレンタインデー特別レッスンだ♪ 巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(78)が14日、宮崎キャンプを視察した。1軍サンマリンスタジアム→ブルペン→2軍ひむかスタジアムと精力的に動き回ったミスターは、阿部慎之助内野手(35)に対して、異例の35分におよぶマンツーマン指導。巨人監督を退任した2001年入団の“最後の教え子”に、まな弟子の松井秀喜氏(40)に施したようなアドバイスを授け、打撃復活に太鼓判を押した。
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早朝に乗り込んだ全日空機内で長嶋終身名誉監督は、キャビンアテンダントからチョコレートをプレゼントされた。宮崎到着後は、照りつける太陽と今キャンプ最多となる2万9000人のファンに出迎えられた。上機嫌のミスターがたっぷり時間をかけたのは、阿部への打撃指導だった。
「やっぱり下半身は大事な要素。下半身の使い方は、本人も一生懸命やっているような気がしますからね」
ベージュのニット帽に茶色のレザージャケットを着込んだミスターによる指導は、お昼過ぎから始まった。ティー打撃を約2メートルの至近距離、360度の方向から細かくチェック。さらに外野を目がけフルスイングのロングティー打撃に移ると、ハートに火が付いた。
「もっともっと、(内転筋を)絞って!!」「おー、上手!!」「オッケー!! 最高だ」「いいよ、いいよ!!」
その熱さは、かつてのまな弟子、松井氏に熱血指導を施していた頃のよう。現役時代の同氏にも口酸っぱく言っていた、上半身の強さに頼らない下半身主導の打撃の大切さや、打球の角度など、ミスター流の表現でアドバイスを伝えた。
フリー打撃中にはケージの中にまで入って左手でコースを示し、素振りをさせた。2007年以降の宮崎キャンプ訪問では最長となる合計35分間の濃密な個人レッスン。04年3月に脳梗塞で倒れて以来、必死に取り組んできたリハビリの成果を証明するかのように動き回った。
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巨人監督を退いた01年入団の“最後の教え子”。昨季は打率・248、19本塁打、57打点と不振で今季から一塁にコンバートされた阿部は、主将の重職も坂本に譲った。不退転の覚悟がミスターにも十分に伝わっていたからこそ、指導にもおのずと熱がこもった。
「常に毎試合、安定した4番というもののバッティングをやってね。阿部選手がいいバッティングをすることによって、チームにいい影響を及ぼす。そこは大きいですねぇ」と最後は復活に太鼓判を押した。
新人だった01年開幕戦の先発起用を今でも感謝する阿部は「こうやって指導してくれたし、気にかけてくれて、それにしっかりと応えられるようにしないといけない」と決意を新たにした。
「これからが勝負だ。足腰を鍛え、けがをしないでやってほしい。オッケー!!」
阿部を含め、円陣を組んだ選手にもエールを送ったミスター。15日は宮崎キャンプ最後の紅白戦も観戦予定だ。 (桜木理)
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ミスターから熱血指導を受けた阿部について巨人・原監督 「彼にとって非常に有意義な一日になった。原点に戻っている。振りがシンプルになっている」
ブルペンで長嶋終身名誉監督にあいさつした巨人D3位・高木勇(三菱重工名古屋) 「びっくりしました。良いものは持っているから、続けていこうと言っていただいた」
ミスターと松井氏
1992年オフにミスターが巨人監督に復帰。直後のドラフトで4球団競合の末、星稜高・松井の交渉権を引き当てた。ミスターは「4番1000日計画」と銘打ち、ほぼ毎日、東京・田園調布にある自宅地下室や遠征先のホテルなどで松井の素振りをマンツーマン指導。松井のメジャー移籍後も関係性は続き、国際電話で素振りの音を聞きながら指導したこともあった。松井も引退時に現役生活で最も印象深いシーンに「長嶋監督と2人で素振りをした時間」を挙げ、一昨年にそろって国民栄誉賞を受賞した。
ミスターの宮崎キャンプ訪問
★2007年2月16日 04年3月に脳梗塞で倒れて以降、3年ぶりの視察。「勝つ! 勝つ! 勝つ!」とナインに闘魂注入 ★08年2月24日 オープン戦を視察。ソフトバンク・王監督と4年ぶりとなるグラウンドでのツーショットが実現し、約15分間談笑 ★09年2月21日 原監督が指揮を執るWBC日本代表合宿を視察。円陣で「みんな頑張れ! 世界で暴れてくれ!」と代表候補33選手を激励 ★10年2月21日 練習試合をソフトバンク・王球団会長とともに観戦 ★12年2月17日 2年ぶりに訪問。若手を直接指導するなど、精力的に動き回った ★13年2月10日 練習前に円陣の中で「さあ、行こう!!」と左手を突き上げて選手を鼓舞 ★14年2月11日 臨時コーチの松井氏と国民栄誉賞コンビそろい踏み。翌12日も訪れ、新加入の井端を熱血指導
キャンプ日程へ
アルガルベ杯(3月4~11日、ポルトガル)に出場するなでしこジャパンのメンバーが13日、発表された。
なでしこリーグINAC神戸からは、FW大野忍(31)FW川澄奈穂美(29)FW高瀬愛実(24)MF田中明日菜(27)MF鮫島彩(27)DF近賀ゆかり(30)GK海堀あゆみ(28)の7人が選出された。
英女子のアーセナルから今季、INACに復帰加入した近賀は、神戸市内で取材に応じ「W杯に向けて準備を意識することは大事。結果は優勝しかないと思っています」と、W杯前哨戦での初優勝を誓った。代表合宿は23日から始まる予定。
G大阪は13日、恒例の宮崎県綾町での2次キャンプを打ち上げた。
最終日のこの日は、横浜と練習試合を行い1-0で勝利。今季初めて遠藤、今野ら日本代表勢を加えたベスト布陣で臨み、手応えをつかんだ。
前半は宇佐美、パトリックの2トップが躍動。平日にもかかわらず、大勢のサポーターが集まった前で、何度も横浜ゴールに迫った。前半44分にはMF大森の豪快なミドルシュートで先制。後半は風下になり、やや勢いは止まったものの、危なげない試合展開だった。
長谷川健太監督は「(宇佐美)貴史が抜け出してパト(リック)が決めるだけになったり、チャンスはたくさんあった。いい感じでゴールに迫れていた。90分やれるだけの体はできた。後は試合をやりながら、コンディションを上げていくだけ」と話した。得点を挙げた大森も「ここまでは、ぼちぼち来ています。後は運動量を増やすだけ」と笑顔だった。
MF今野が負傷交代する誤算はあったものの、今季開幕となるACL初戦(24日、相手未定)に向け、順調に仕上がった。
チームはこの日夜、宮崎から航空機で大阪へ戻った。
阪神春季キャンプ(14日、宜野座)西岡と二塁を争う上本は15日の紅白戦に紅組の「1番・二塁」で出場する。「普通にやります。いろいろ試しながら」とマイペースを強調した。練習試合は2試合連続で安打を放っており、打撃は好調。特守も行い、和田監督からはスローイングの指導を受けた。指揮官は「そこらへんが1つの課題になる選手。シーズンオフから矯正している。引き続きやっていかないといけないこと」と期待した。
キャンプ日程へ
【シンガポール13日=木下淳】遠征中のU-22(22歳以下)日本代表が今日14日、U-23シンガポール代表と対戦する。15年初ゴールが期待されるエースFW鈴木武蔵(21=新潟)は1月、ドイツ1部フランクフルトの練習に参加した。入団には至らなかったが、練習試合で得点するなど欧州挑戦で得た成果を見せる。
武蔵が武者修行から帰ってきた。代理人を通じて1月5日からフランクフルトの練習に参加。日本代表MF長谷部、FW乾がアジア杯で不在の中、通訳もつけずに単身でトレーニングに加わった。同9日に行われたドイツ3部ウィースバーデンとの練習試合では先制点。途中出場し、後半15分に相手の背後を突き左足でゴールを奪った。「持ち味の裏へ抜ける動きはできたし、評価もされた部分」と納得の7日間だった。
ブンデスリーガで9位につけるチームで「球際の力強さを感じた。でも、もっと刺激を受けたのはマイアーとやれたこと」。現在14得点でランキング首位の32歳FWとプレーし「サッカー選手っぽくない体の大きさ(196センチ、84キロ)なのに、動けてシュートもうまい。一緒に練習することが面白かったし、いい経験になった」と参考になった。
今回はテスト生で終わったが、夢は「もちろん海外挑戦」。五輪予選、本大会でアピールするための予行演習として、得点を狙うU-23シンガポール戦。会場のジャラン・ベサル競技場で行った練習ではシュートの精度を入念に確かめた。
今オフは結婚、クラブの背番号変更(28→19)と変化を多く求めた。1カ月半後の1次予選ではプレーも変わったところを見せる。