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広島・前田健太投手(26)が春季キャンプ中の2月8日、宮崎・日南市の鵜戸神宮を訪れて緒方監督、高2軍監督とともに必勝祈願を行った。
帰り際には毎年の恒例となっている、亀石の枡形に入れば願いがかなうという「運玉」に挑戦した。5投の内、2投をくぼみに入れることに成功し「今年は2つも入ったのでいいことある。1つは優勝。もう1つは沢村賞を取れるように頑張ります」と興奮気味に話した。
小雨の中、挑戦した昨年は野村前監督ともに全投失敗。今年は晴天の空の下、成功したことにマエケンは「今年は晴れ男だ」と笑顔を見せた。
昨季は実戦初登板する予定だった練習試合の日本ハム戦(3月2日)が雨天中止となったのをきっかけに、ことあるごとに天気につまずいた。
8月の巨人戦(マツダ)では降雨による悪コンディションにいらだち3回を投げて6安打6失点でKO。引き分け以上で19年ぶりの2位が決まる10月5日の巨人戦(マツダ)でも台風18号の影響で6日に順延。結果は8回を投げて10安打3失点とエースとして勝ちに導くことができなかった。
先発投手にとって1日登板日がずれるだけで、調整の大幅修正を余儀なくされる。登板日までにルーティーンを数多く設けているマエケンにとっても、もちろん例外ではない。勝負事に「たら」「れば」は禁物だが、天候に恵まれていれば、ポストシーズンの結果も変わっていたかもしれない。
エースは今年、試合用のグラブに「てるてる坊主」を刺繍(ししゅう)するなど雨男返上へ準備万端のよう。春季キャンプ前には緒方監督から開幕投手に指名されているだけに3月27日のヤクルト戦(マツダ)の天気にも注目したい。(広島担当・玉木充)
<スカパー!ニューイヤー杯・鹿児島ラウンド:浦和5-3清水>◇14日◇鹿児島県立サッカー・ラグビー場
浦和FW李忠成(29)が、4得点1アシストの大爆発を見せた。FWズラタンの負傷もあって先発フル出場の機会を得ると、頭で2得点、左足、右足で1点ずつの“サイクルハット”を達成。新加入選手も多く、ハイレベルな前線でのポジション争いの中で、重要な戦力であることをしっかりとアピールした。チームはこれで2勝1分けとし、鹿児島ラウンド優勝を決めた。
前半24分。李忠成は新加入MF橋本の左クロスに、ダイビングヘッドで合わせてゴールを挙げた。「ああいう得点は、浦和に来てからなかった。(橋本)ワタルは長所がクロス。ああいう形がチームにできたのは、僕にとってもプラス」。会心のこの日2点目で勢いづくと、後半は左、右足でもゴールを決めた。
「桜島に負けないように爆発しました」と李忠成。試合中2度噴煙を上げた桜島を超える4得点で“サイクルハット”も達成し「あとはお尻だけ」とおどけた。興梠に加え、今季はズラタンも加入。激しい定位置争いの中で、持ち味をアピールできた手応えを確かめるように、うなずいた。
サウサンプトンから加入した昨季は本来のプレーができなかった。プレミアでは出場機会が少なく、試合勘を失っていた。英国のシーズン半ばに移籍加入したため、1年半オフなしのプレーに、疲労も蓄積した。「このオフはしっかり体をリカバリーできた。昨季とはまったく違うコンディションでプレーできている」と強調する。
「今年のクラブの目標はタイトル。運動量とゴールのバリエーションで、優勝するためのピースとして頑張りたい」。移籍2年目は本領発揮で“ボルケーノ・ゴールラッシュ”を演じるつもりだ。【塩畑大輔】
前半9分、釜石唯一の得点となるトライを決めた沼田
◆ラグビー トップリーグ入れ替え戦(14日、埼玉・熊谷ラグビー場)
01年のチーム創設以来初となる入れ替え戦に臨んだ釜石シーウェイブス(トップチャレンジ4位)は、5―34でクボタスピアーズ(トップリーグ13位)に敗れた。風上に立った前半は5―13と格上に食らいついたが、後半は2トライ、3PGを許して突き放され、昇格はならなかった。
意地を見せたのは、FB沼田邦光(33)だ。0―8の前半9分、左サイドのライン際でボールを受け「いい形でパスを回してくれた。自分の前がちょうど空いていた」と抜群の加速で抜け出してトライ。結局これがチーム唯一の得点となった。
トライ後は、左太ももの裏を押さえて顔をゆがめた。実はボールを地面に置く寸前に、肉離れを起こしていた。「うれしいと感じる前に(痛みで)『あっ』となりました」。2年前の6月に左膝蓋腱(しつがいけん)を断裂し、1月25日の三菱重工相模原戦で1年7か月ぶりの復帰を果たしたばかりの33歳は、そのまま無念の負傷交代となった。
結果は29点差の敗戦だが、三浦健博ヘッドコーチ(38)は「この1年、チームは大きく成長した。力を安定して出せればトップリーグは近づく」と手応えを感じている。沼田も「今までけがで貢献できなかった分、得点などでアピールしたい」と力強く宣言。大きく飛躍した今季の経験を糧に、釜石は来季こそ悲願の昇格を成し遂げる。(鈴木 文人)
男子シングルス準決勝でリターンする錦織圭(共同)
◆男子テニス メンフィス・オープン ▽シングルス準決勝(14日・米テネシー州メンフィス)
シングルスで大会3連覇を狙う第1シードの錦織圭(25)=日清食品=は、準決勝で世界ランク41位のサム・クエリー(27)=米国=と対戦。第1セットは5─7で奪われた。
クエリーのサービスで試合開始。両者ともにサービスキープが続いたが、第12ゲームを奪われ、第1セットを53分で落とした。
大相撲春場所(3月8日初日・大阪市ボディメーカーコロシアム)に幕下10枚目格付け出しでデビュー予定の大道久司(22=東洋大)が12日、東京都墨田区の出羽海部屋に引っ越し、初稽古も行ってプロの力士生活を本格的にスタートさせた。
「挑戦者の気持ちで強くなっていきたい」と胸を躍らせた。
長野県出身の大道は力強い突き、押しを武器に昨年のアマチュア、学生横綱に輝いたホープ。就職から進路を変更し、歴代横綱9人を生んだ名門部屋に入門した。
この日は早速、出稽古に訪れた幕内栃ノ心の胸を借りた。「重かった。力の差を感じた」と厳しさを早くも味わった。